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「英会話アプリで、英語を話せるようになるの?」と迷う方は多いと思います。
私の答えは、アプリだけで話せるようにはならない、でも英語を口に慣らす最初の一歩には向いている、です。
私は英会話アプリのSpeak(スピーク)を、2024年2月から2年半以上続けてきました。
この記事では、実際の画面を使ってSpeakの仕組みを分解し、良いところと合わなかったところ、向いている人をまとめました。
◆ この記事の答えを先に
- Speakの中心は、決まった骨組みの文の一部だけを入れ替えて何度も言う「復習」
- 1回5分・10分から選べるので、英語が苦手でも続けやすい
- AIとの自由な会話はまだ成り立ちにくく、私はほぼ復習だけを使っている
- 話せるようになる道具というより、口を英語に慣らして苦手意識を減らす道具
私のSpeakの記録:2年半で9,789分

私がSpeakに登録したのは、2024年2月6日です。
今までに話した文は47,423文、学習時間は9,789分になりました。
自分では毎日20分ほどやっているつもりでした。
ところが記録を見ると、平均すると1日10分ほどでした。
それでも、1日10分を2年半続けると、これだけの数になります。
Speakの流れ:ビデオで学んで、復習で口に慣らす
Speakのレッスンは、まず動画の講師がテーマを説明するところから始まります。
その表現をどんな場面で使うのか、どんな文法なのかを、ビデオで教えてもらいます。
ビデオで習った文は、そのあと「復習」に入ります。
新しい表現を学ぶビデオと、覚えた文をくり返す復習。
この2つがSpeakの柱です。
私は以前、ビデオで先に進むことと復習を、交互にくり返していました。
今は先にも進めますが、復習のほうが効率がいいと感じて、復習を中心にしています。
Speakの仕組みを分解:骨組みは同じで、一部だけが入れ替わる
Speakの復習を2年半続けて気づいたのは、大事な文の骨組みは変わらず、一部だけが入れ替わっていることです。

「Could you show me」のあとだけが入れ替わる
たとえば、この3つの文です。
- Could you show me where the printer is?(プリンターがどこにあるか教えていただけますか)
- Could you show me how to print double-sided?(両面印刷の方法を教えていただけますか)
- Could you show me what time the meeting starts?(会議が何時に始まるか見せていただけますか)
「Could you show me」までは同じです。
後ろの部分だけが、場面に合わせて入れ替わります。
語学の教え方では、こうした練習を「置き換えドリル」と呼びます。
骨組みを何度も口に出すうちに、その形が考えるより先に出やすくなっていきます。
くり返すタイミングはアプリが決めてくれる

復習の画面は「スマートレビュー」といいます。
Speakの説明では、習熟度スコアと「間隔反復」の仕組みを使って、ちょうどいいタイミングで復習を出してくれます。
画面の下には、「could you show me [何か]?」「let me show you [何か]」のように、文が骨組みの形で並んでいます。
[何か]の部分に、いろいろな言葉が入るということです。
文の一部が隠れて、思い出して言う

復習を重ねると、英文の一部が隠れた状態で出てきます。
日本語を見て、隠れた部分も含めて自分で言います。
言えなかったときは、隠れた部分のボタンを押すと文字が出てきます。
単語を押すと、その単語の発音だけを聞くこともできます。
実はこの使い方、私は最近まで知りませんでした。
長い文はやはり難しいですが、つまずいた単語だけを聞き直せるのは助かります。
スタディサプリENGLISHからSpeakに乗り換えた理由
私はSpeakの前に、スタディサプリENGLISHを3年ほど使っていました。
スタディサプリENGLISHは、1レッスンが20分ほどあります。
会話を聞き取り、長文を読み、文法を学ぶ。それを1つのレッスンの中でまとめて進める作りです。
正直に言うと、私は英語の勉強がとにかく苦手です。
1回20分は、私にはかなりしんどい長さでした。
Speakは、ビデオ学習も5〜10分、復習も5分・10分から選べます。
そして、文の型だけをひたすらくり返したいと思っていた私に、Speakの復習の作りがぴったり合いました。
正直に、合わなかったところ
2年半使って、不満に感じたところもあります。
AIとの会話は、まだ成り立ちにくい
SpeakにはAIと会話する機能もあります。
ただ、私の発音をAIがうまく聞き取れず、相手の理解もずれて、会話がなかなか続きませんでした。
iPhoneの音声認識の精度もあり、正しく言ったつもりでも違う単語になることがあります。
これは少しストレスでした。
なので私は、AIとの会話はほとんど使わず、復習だけを使っています。
褒め方が大げさに感じる
ビデオレッスンの内容ですが、少し言えただけで、「素晴らしい!」「天才!」と大きく褒めてくれます。
励みになる人もいると思いますが、私には大げさに感じられました。
もう少し落ち着いた褒め方のほうが、私の好みです。
ビデオレッスンが長め
ビデオの説明は丁寧ですが、私には少し長く感じます。
効率を考えて、今は復習を中心にしています。
途中でやめると、やり直しになる
復習は2レッスン続けて進むことがあります。
1レッスン目で終えたくても、そのまま置いておくとキャンセルされ、1レッスン目からやり直しになります。
以前は、4レッスン終えたはずなのに取り消されて、同じ4レッスンをもう一度やることもありました。
これは最近直って、終えたレッスンは残るようになりました。たまに真っ白になりますが。
リーグのポイントにばらつきがある
学習量に応じてポイントを競う「リーグ」があります。
ただ、10分やってもポイントがもらえないことがある一方で、1分でたくさんもらえることもあり、付き方にはばらつきを感じます。
旅行の英語にも使える?

Speakには、旅行の場面を扱うコースもいくつもあります。
飲み物を注文する、チケットを買う、チケットをなくした、といった場面です。
旅行で使う文も、骨組みはだいたい決まっています。
旅行の前に、その骨組みを口に慣らしておくのに使えます。
ただ、AI精度が微妙なので、完璧な発音が求められるかもしれません。
Speakが向いている人・向いていない人
向いている人
- 英語の勉強はしたくないけれど、やらないといけない人
- 1回5分・10分しか時間が取れない人
- 英語を口に出すことに慣れて、苦手意識を減らしたい人
向いていない人
- AIと自由に会話する練習を一番の目的にしている人
- アプリだけで、しっかり話せるようになりたい人
- 会話・長文・文法を、1つのレッスンでまとめて学びたい人
料金は、私が使っているプランで年12,800円です。
英会話教室に通うことを考えると、安いと感じています。
今の料金や無料で試せる期間は時期によって変わるので、申し込む前に公式サイトで確かめてください。
カンナのひとこと
Speakだけで英語が話せるようになるとは、私は思っていません。
簡単な文を口になじませて、英語への苦手意識を減らすための道具です。
本当に話せるようになるには、やはり実際に人と会話することが必要だと考えています。
英語を話せるようになる方法は、口ならしから
英語を話せるようになるまでには、段階があると思います。
まず、決まった形の文を口に慣らす。
次に、その文を実際の会話で使ってみる。
Speakが一番役に立つのは、最初の段階です。
1日10分でも、英語を口に出す時間を毎日つくれるのが、Speakのいちばんの良さです。
完璧じゃなくても、伝わる。
そのための口ならしとして、Speakはちょうどいい道具だと思います。